“走るマラソンカメラマン”辰巳郁雄写真展 走った!撮った!世界のマラソン
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NAHA
NAHAマラソン(09年12月)

那覇市とハワイのホノルル市との姉妹都市締結25周年を記念して1985年にスタート。現在は3万人以上が走り、東京マラソンと並ぶ国内最大の大会。祭りのようなマラソンを開いてきた沖縄の大会の代表格でもある。

那覇の戦後復興のシンボルとなった繁華街の国際通りを抜け、平和祈念公園を中間地点にして周辺の町村を周る。どの地域でも沿道の応援が途切れず、住民らが競い合うように飲食物を差し出してくれる。伝統芸能のエイサーや生バンドの演奏も次々に登場。完走率は低めだが、道中が楽しすぎることが、その理由の一つのようだ。

多くの住民が犠牲となった元の激戦地を、笑顔を交わしながら走ると、平和な時代に生きる幸せが胸に込み上げてくる。
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コース沿いの民家の門の所で、一緒に応援する老若男女。家族や親戚が勢ぞろいしたのか、皆が楽しそうだった。
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道路わきに舞台を設置して、歌と演奏で応援するバンド。地元のライブ・バーに出演している、メンバーらという。
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沖縄の伝統芸能「エイサー」を踊って応援する女の子ら。大勢に見られる沿道側も、コース同様、晴れ舞台になる。
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母親と一緒に、自宅の塀の上に座って応援する男の子ら。父親も少し離れて、恥ずかしそうにカメラを見ていた。
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30km付近で、歩道橋からも応援を受けて走るランナーら。3万人以上が走るとあって、後半でも、まばらにならない。
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中間点のある平和祈念公園で、黒砂糖などを配る女の子。飲食物を差し出す子供は多く、皆からもらえず心苦しい。
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伝統の染め物「」の着物姿で、声援を送る女性たち。どの色鮮やかな模様も、笑顔も、まばゆく輝いて見えた。
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年少の子供たちを率い、太鼓をたたいて応援する女の子。「ちばりよー(頑張れ)!」と繰り返す声にも励まされた。
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立ち止まり、シャワーの水をかけてもらう男性ランナー。走るには暑い20度以上の気候では、ありがたいサービス。
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強い日差しにめげず、飲食物をトレーに乗せて配る女性。後ろには氷を差し出す男性らがいて、給水・給食が続く。

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